お店のこと

paradisecafeができるまで|わたしたちのはじまり

「デザイン事務所が、なんでカフェをやっているんですか?」——はじめて来てくださったお客様から、よくいただく質問です。たしかに、ちょっと不思議な組み合わせかもしれません。今日は、paradisecafe温川ができるまでの、わたしたちのはじまりの話を少しだけ。

机の上のデザインだけでは、届かないものがあった

わたしたちホワイトスペースは、和歌山を拠点に、ロゴやパッケージ、通販のクリエイティブなどを手がけてきたデザイン事務所です。長くこの仕事をしてきて、だんだんと強くなっていった思いがありました。それは、デザインの仕事は紙面や画面の中だけで完結するものではなくて、人と人、人と地域がつながる「場」そのものを作ることも、デザインなのではないか、ということです。

考えているだけでは分からないので、自分たちでやってみることにしました。それが、カフェというかたちでした。

温川という場所で

お店を開いたのは、田辺市中辺路町の温川(ぬるみがわ)。市街地から少し離れた、山と川に囲まれた静かな場所です。「わざわざ」来ていただく場所だからこそ、ここでの時間は、ゆっくり流れてほしい。テラスの席で川の音を聞きながら、なにもしない時間を過ごしてもらえたら——そんな気持ちで、この場所を選びました。

カフェは、いろんなことの「入り口」になった

やってみて分かったのは、カフェには本当にいろいろな人が来てくださる、ということでした。近所の方、犬の散歩の途中の方、熊野古道を歩く旅の方。コーヒーを飲みに来ただけのはずが、気づけば地域の話、暮らしの話になっている。

その中から、店内にどなたでも無料で使える「みんなのたなべ掲示板」を置いたり、本棚を小さなお店として貸し出したり、いつのまにかカフェは「地域の人や情報があるまる場所」になれば良いなと思うようになりました。

これからも、ここで

はじまりは小さな思いつきでしたが、いまではこの温川の風景と、来てくださる方々の顔が、わたしたちの仕事の真ん中にあります。近くにお越しの際は、どうぞふらっと立ち寄ってください。川の音と、あたたかい一杯を用意してお待ちしています。

▶ paradisecafe温川のサイトはこちら

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